「天高く、馬肥ゆる秋」
秋は空気も澄み渡り、馬が肥える程の収穫の季節でもある。題名に書いた故事成語は、秋の素晴らしさを説いた言葉でした。
しかし、この言葉が出来た当初の意味は異なるものでした。
その昔、中国では北方の騎馬民族『匈奴』が収穫の秋になると大挙して略奪に来ました。
前漢の趙充国と言う人はそれを見抜き、「馬が肥ゆる秋には必ず事変が起きる、今年もその季節がやってきた」と、警戒の言葉として使っていたそうです。
秋は気温も下がり、過ごし易い季節です。その分、心と体も緩みがちになり、体調を崩してしまう事があるかも知れません。病(やまい)という匈奴に健康を略奪されぬよう、皆様どうかご自愛下さい。
そして眼の異常で困った時は、宜しければ、当みふね眼科をご利用下さい。
(視能訓練士:山口 素)
2014年10月31日 |未分類