「第32回九州視機能研究会」
去る6月28日に、大分県のコンパルホールにて第32回九州視機能研究会が開催され、一般演題発表者として当院の視能訓練士、山口と三池が出席しました。
二人とも初めての発表でしたが、事前に当院スタッフからアドバイスを頂き、学会スタッフの方々の尽力もあって、つつがなく終えることが出来ました。
私こと山口の演題は、『1歳未満発症の調節性内斜視の4症例』と言うものでした。
簡単に内容を述べますと、先天性(生まれつき)のものと思われる内斜視の患者様が、実は遠視の影響で内斜視になっていた、と言うものです。
目新しい症例ではなく、過去に幾つも同様の症例が報告されています。
その上で敢えて発表したのは、先天性の患者様の中にも遠視という屈折異常によって内斜視になっている患者様が居る事を、視能訓練士の方々に意識して貰う事が目的でした。
先天性の内斜視でも、手術に依らない治療が可能かも知れない。
屈折異常の矯正が眼位ずれの矯正に重要である、と再確認できた発表でした。
(視能訓練士 山口)
2015年7月9日 |未分類