「第4回眼科ICT研究会に出席しました」
平成28年11月13日(日)、鹿児島で開催された「第4回眼科ICT研究会」に中村、高濱、柴田が出席しました。
ICTとは感染予防チームという意味で、感染予防・対策についての話を詳しくたくさん聞くことができました。一部を報告します。
眼科の感染症といえば、アデノウイルスによる結膜炎(はやり目)です。毎年100万人感染しているそうです。同じ血清のウイルスには再感染しませんが、ウイルスが変異すると再感染します。症状が治まるまでは1週間以上かかり、その間は感染性が強いです。布や紙などにもウイルスは生存します。
はやり目が疑われる患者さんに対して、私たち眼科スタッフが行うことで重要なのは「問診と視診」です。問診で眼脂は朝のみか夜のみか、痛み・かゆみの有無、家族歴・左右眼の発症時期をたずねます。視診で充血の具合、眼脂のつき方を確認します。はやり目が疑わしい時、分からない時は人通りの少ない場所で待ってもらいます。当院もこの流れで行っています。
「問診と視診」は、簡単なようでなかなか難しいですが、感染対策の一つとして挙げられていますので、今後、今以上に感染リスクのある患者さんを見抜く目を皆で持たなければと思いました。
(看護師:柴田 美保子)
2016年11月21日 |未分類