「救命救急の講習がありました」
4月4日(水)上益城消防署にて救命救急の講習(1時間30分)を職員全員で受けてきました。
前半は「応急手当の基礎知識」の講義、後半は「胸骨圧迫とAED」の実技でした。
講義の中で、「救急の連鎖」は四つの輪で成り立っていて、四つの輪が途切れることなくすばやくつながることで救急効果が高まると話がありました。
四つの輪とは、
1、「心停止の予防」 急性心筋梗塞や脳卒中にみられる初期症状に気づき、少しでも早く救急車を呼ぶこと。
2、「早期認識と通報」 突然倒れた人や反応のない人を見たら、直ちに心停止を疑い、大声で応援を呼び、119番の通報とAEDの手配を依頼する。AEDや救急隊が傷病者のもとに少しでも早く到着するように行動する。
3、「一次救命処置」 心肺蘇生とAEDの使用によって、止まってしまった心臓と呼吸の動きを助ける。
4、「二次救命処置と心拍再開後の集中治療」 救命救急士や医師が行う。
この1~3の三つの輪は、その場に居合わせた人により行われることが期待されます。居合わせた人により心肺蘇生が行われた方が、行われなかった時より生存率が高く、居合わせた人がAEDを使用し電気ショックを行った方が生存率や社会復帰率が高いそうです。
先日のニュースで話題になっていますが、土俵の上で倒れた市長さんを、相撲を見に来ていたお客さんが救命処置をされていました。女性の人だったので土俵から下りるようアナウンスがあり、胸骨圧迫を男性の方と交代されていました。人命救助しているのに腹立たしい残念な出来事でした。
後半の実技は胸骨圧迫を全員、二人一組で4分間交代しながら、1分間に100~120回の早いテンポで胸が5㎝沈むまでしっかり圧迫行いました。かなり体力が消耗します。複数で交代しながら行わないと出来ないと思います。
その為には、胸骨圧迫はいろんな人が体験した方がいいです。
講習後は、城山公園でお花見をし おいしいお弁当を食べました。
桜の花は終わりごろでしたが、風が吹くたび花びらが散ってきれいでした。
看護師:高濱
2018年4月13日 |未分類