平成24年10月13日(土)の勉強会
10月13日土曜日の院内勉強会で、9月28~30日に開催された日本緑内障学会の報告をしました。
緑内障の診断や、経過を確認する検査として視野検査を行います。視野検査とは、眼を動かさないで見える範囲を調べる検査です。動的視野検査と静的視野検査があります。今回は、静的視野検査をする際のコツとポイントについて話があったので報告しました。
◆ 中心を固視することの大切さ
見えるか見えないかのぎりぎりの光が出るので、全部見えなくてもよいということを説明します。
◆ 上眼瞼拳上をする時は、軽く目を閉じてもらって拳上し、自然な瞬きができるようにします。
眼瞼を拳上しすぎると、角膜が乾燥し流涙の原因となるし、不十分だと視野の上方に暗点が出てしまいます。
◆ 目が動いていないかの固視の確認で、盲点(視神経乳頭部で、誰でも見えない部分)に光が出た時に応答があった時は、盲点の位置ずれが原因と考えられます。その際、頭が傾いていないかと、隠している方の目がきちんと遮閉されているか確認します。
視野検査はとても疲れる検査です。今回学んだことを実践して、患者様の疲れを最小限に、
また気持ち良く検査を受けてもらえるようにしていこうと思いました。 (柴田)
(資料配布の一部)
2012年10月20日 |未分類