インフルエンザに最近かかった方は、他院を受診される際、受付で一言伝えて頂くとありがたいです。私たち医療者にとって大事な情報です。
【インフルエンザの出席停止期間の数え方】
~小学生以上の場合~
インフルエンザ発症後、学校へ登校可能になるには下記の2つの条件を両方、満たさないといけません。
◆解熱後2日が経過していること
◆発症後5日が経過していること
発症とは、発熱の症状が現れたことを指します。日数の数え方は、発熱が始まった日は含みません。まず、発熱した翌日を発症第1日目と考えます。
解熱しても2日間は外出控えましょう。
インフルエンザにかからない!うつさない!
看護師:髙濱
2016年3月12日 |未分類
2月20日(土)診察終了後の院内勉強会で、昨年11月に出席した「第3回眼科ICT研究会」の報告をしました。教育講演「眼科診療上大切な感染管理」の中から、猛威を振るう新興感染症についてまとめました。
猛威を振るう新興感染症・・・エボラ出血熱、中東呼吸器感染症(MERS)、鳥インフルエンザ
◎ エボラ出血熱(エボラウィルスによって引き起こされるウィルス性の病気)
感染源:現地のコウモリが感染源らしいが、まだ詳細は判っていない。エボラに感染した動物や体液に直接触れることでヒトに感染すると言われている。接触感染がメイン。
症状:2~21日(通常7~10日程度)の潜伏期間の後、38度以上の高熱、頭痛、筋肉痛、のどの痛みなど風邪様の症状で始まる。続いて、嘔吐、下痢や内臓機能の低下がみられ、さらに進行すると身体のいろいろな部分から出血し、死に至る。致死率が非常に高い病気。
エボラ出血熱の院内感染 米国:看護師2名がエボラ出血熱に院内感染(2014.10.15)
患者:リベリア人男性のエボラ出血熱の治療に関わっていた看護師の女性
原因:体液に接触後のガウンテクニックの不備?
感染初期の眼診療の軽視? (潜伏期間2~3週間)
医療従事者の死亡率が高い
◎ 鳥インフルエンザ(鳥類に対して感染性を示すA型インフルエンザウイルスのヒトへの感染症。病原体は、H5N1亜型鳥インフルエンザウイルス)
感染源:感染動物は鳥類(主に水禽類)
ヒトは、感染した鳥やその排泄物、死体、臓器などに濃厚に接触することによってまれに感染することがある。日本では発症した人は確認されていない。
オランダ:鳥インフルエンザアウトブレイクにおける人への初伝播事例
*2003.3~5月の期間、ヒトにおける鳥インフルエンザ感染の空前のアウトブレイクが発生した。
*主症状は「結膜炎」であった。家禽と密接な接触があった獣医師1人が呼吸窮迫症候群に陥り死亡。
*養鶏場従業員および流行制圧作業従事者ともに感染予防策を十分に守らず。
*オセルタミビルの服用で、特異的な症状を伴わない感染のみならず、結膜炎をも防御した。
エボラ出血熱も鳥インフルエンザも眼科とは関係ないと思っていましたが、エボラ出血熱は涙液から感染、鳥インフルエンザは結膜炎から感染します。鳥インフルエンザは、家族間でタオルを介して感染したという報告もあります。医療従事者として、「自分が感染源・汚染源にならないこと」「感染管理は‘知っている’から‘できるようになる’」ように、皆で心がけていきたいと思います。
(看護師:柴田 美保子)
2016年3月4日 |未分類
今年もスギ花粉の飛散が始まりました。
気温が高い日や雨の降った次の日などに飛散しやすくなります。
スギ花粉のピークは2月下旬から3月上旬ごろまで、ヒノキ花粉のピークは3月下旬から4月上旬ごろまで続きます。
花粉症の人はメガネやゴーグル、マスクや帽子などを着用したり、帰宅後には手洗い、うがいなどで予防しましょう。
(看護師 中村りつ子)
2016年2月20日 |未分類
パソコンや手元の作業に集中していると周りの状況を見ていないことがあります。
以前、職場の先輩から「アンテナを張っとかなん!!」とよく言われていました。
とても大事なことです。
いろんな指示、待合室の状態、患者さんの言葉などに気を付けて、目配り、聞き逃さないよう取り組んでいきたいと思います。
(受付 井芹)
2016年2月20日 |未分類
寒い日がまだまだ続いています。この時期はインフルエンザが流行します。
熊本県感染症情報(インターネットより)によると、
1月末では県内170観測医の患者数のうち1256件と報告され、
注意報レベルだそうです。保健所別では、山鹿・菊池の地域で警報レベルを超え、
有明・人吉・宇城・御船・熊本市・水俣が注意報レベルだそうです。
他にも感染性胃腸炎も流行していて、改めて20秒以上の手洗いとマスク着用が
大切だなと感じました。
(視能訓練士 三池祐美)
2016年2月12日 |未分類