熊本県御船町|眼科(日帰り手術・白内障・緑内障)|小児眼科(弱視・斜視)

〒861-3206 熊本県上益城郡御船町辺田見馬場410-1

みふね眼科Blog

「視力検査」

7月、8月は夏休み期間ということで、子どもさんの来院が特に多い時期です。
学校での視力検査や眼科検診のお知らせを持参して、受診される方が多く見られます。

視力検査は、検査を行う環境や、本人の理解力や集中力に影響されやすく、眼科で検査を行ってみると、学校での結果と多少違いが出てくる場合もあります。
子どもさんが、見えづらさを訴えない場合もあり、中には視力検査の結果をお伝えすると、「そんなに見えていなかったのですか?」と、驚かれる親御さんもいらっしゃいます。
しかし、ほとんどの場合が、レンズにて屈折異常を矯正すると、良好な視力が得られる状態です。
医師から眼鏡を勧められた方の中には、特に子どもさんの年齢が低い場合には、本人あるいは親御さんが眼鏡をかけることにためらいを感じる方もいらっしゃるようです。
まずは、学校での授業で支障が出ないように、見える状態を作ってあげることが大切です。

先日、初めて眼鏡を作ることになり、検査をしていた小学校低学年の子どもさんのお話です。
眼鏡を装用する練習をすると「すごい!よく見える!」と、今までよりも遠くの物が良く見えることに感動して喜んでいました。こちらまで嬉しくなる微笑ましい出来事でした。

視能訓練士 藤井

「草刈り機には保護メガネを!」

この時期、草が伸びるの早いですよね。
道沿いでは草刈り作業をされている方を見うけます。
その中で保護メガネをせず作業されている方がいらっしゃいます。
その方を見るたび、「目をゲガしないといいけど・・・」と思いながら通り過ぎます。
なぜそう思うかというと、草刈り機による事故があるからです。

先日も、草刈り機使用中、何か目に当たった。痛くて目が開けられない。と患者さんが来院されました。結膜(白目の部分)が裂けていたので縫合しました。
運よく、眼球の奥まで達していなかったので大事には至りませんでした。
保護メガネを使用していれば、ケガは防げたと思います。

高速回転している草刈り機の刃に石や金属などの硬い物が当たると、刈刃の破片や石・金属片などの飛散物が目に飛び込んで失明に至る重傷事故もあります。

この暑い最中、保護メガネをすると汗でメガネが曇って見えにくい等あると思いますが、安全に作業して頂くためには保護メガネは必要ですよ。

髙濱紀代

147-1

「眼科医会研修会」

7月25日(土)、ホテル日航で行われた「熊本県眼科医会研修会従業員教育講座」に中村、高濱、髙木、西田、山口、柴田の6名が出席しました。講演は、
①「先天色覚異常-そのしくみから検査、診断、対応まで」
②「カラーコンタクトレンズ」

講演①について、内容をまとめました。

色覚異常とは、主に染色体の劣性遺伝により、男性で20人に1人、女性で500人に1人の割合で現われます。平成16年から学校での色覚検査が廃止されていますが、平成28年度から学校で保護者の同意を得て検査ができるそうです。

〈検査法〉      色覚異常の検出率 型判定の一致率
① 石原式         99.0%     85.2%    型判定には不向き
② 東京医大式       99.1%     89.4%    型分類には不向き
③標準色覚検査表第1部  98.9%     95.7%    色覚異常の検出や型判定に優れている。
④ パネルD15
中等度異常から正常の結果がでる。※パスしても正常とは限らない。
程度分けの検査で、異常の検出ではない。
⑤ ランタンテスト
鉄道従事者の適性検査
パネルD15をパスするものをさらに中等度と軽度に2分する。
しかし、日常生活ではこの区別は必要ない。

※ ①②④は、当院でも検査を行っています。

〈対応〉
1) 色だけで判断しなければならない時は、他人の力をかりる。
2) 小児の場合は、親は色について厳しく問い詰めない。さりげなく教える。色の情報をいっぱい知識として蓄える。
3) 劣等感を抱かせない
色を取り扱う仕事でなければ、全くできないことはない、工夫する。

今年、色覚検査を実施している学校があり、当院でも検査を行っていますので、私たちスタッフも、今回のような研修会に積極的に参加して色覚異常について正しい知識を得るようにし、また検査環境を整えて、患者様に適切な対応や情報を提供できるように心がけたいと思いました。

(看護師:柴田 美保子)

「電話対応」

みふね眼科に勤務して7ヶ月となりました。
現在は夏休みに入り、外来の患者さんも多い中特に注意したいことが、電話応対です。
電話は相手の顔が見えない分、よりしっかりお話を聞き、返答しないといけません。
患者さんはこのぐらいの質問をしてもいいだろうかと不安でかけられることもあったり、症状の不安もあったりします。
どんな小さな質問にもきちんと答えたいと思ってます。
忙しい中判断が上手く出来ない事もありますが、先生やスタッフの方々に教えてもらいながら柔軟な電話対応が出来るように努めていきたいと思います。
(受付 井芹)

「第58回日本コンタクトレンズ学会」

7月11日(土)12日(日)に大阪で開催された日本コンタクトレンズ学会に出席してきました。同時に3つの眼科関連学会も開催されていて、かなりの人の多さに驚きました。内容はコンタクトレンズケアの基礎のこと、角膜感染症のこと、化粧品やカラーコンタクトなど女性目線での話もいくつかあり、どの演題もすごく聞きやすく勉強になりました。これから毎日の業務に活かしていけたらと思います。

写真は会場のグランフロント大阪です。JR大阪駅や梅田駅などと直結していてショッピング施設もあり、かなりの人が集まるところで、少し疲れつつもその雰囲気を満喫することができました。

(受付 木下)

144-1