9月6日(日)に、熊本大学医学部附属病院山崎記念館にて、第5回熊本県視能訓練士の会が開催されました。この会は、毎年、熊本県内の視能訓練士が集まり、知識・最新の情報を得るための勉強会です。年々参加人数が増えており、今年も多くの参加者が集まりました。
今回、一般演題で発表させていただきました。
人前で発表をするということは、単に症例をまとめただけで終わりということではなく、それに対する様々な角度からの検討や、幅広い知識が求められます。今回の発表を通して、自身の一番伝えたいことを、いかに分かりやすく理解してもらうことの重要さ、難しさを痛感しました。
また、他の方々の発表を聞くことで、これまで自分の気付かなかった問題点等に関する理解を深めるきっかけになりました。
この様な機会を与えて下さりご指導いただいた先生方、当院のスタッフ、そして当日の関係者の方々に非常に感謝しております。何事も経験というように、経験を自らのプラスに変えることができるように、これからも日々励みたいと思います。
(視能訓練士  西田)
	
	2015年9月11日 |未分類	
	
	 
	
	
	
	8月25日(火)早朝、台風15号が上陸し雨とものすごい風が熊本県にも吹きました。風の音で目が覚め、窓ガラスが割れないかと不安な気持ちで朝を迎えました。院長から「安全確認ができるまでは自宅待機」という連絡があり、いつもより少し遅い出勤となりました。
出勤途中、大木が折れていて道を半分ふさいでいたりと今回の台風のすごさを改めて感じました。
当院も、裏の大きなゴミ箱が動いていたりしました。今後も台風16号も発生していますので注意しながら過ごしたいと思います。
当院では9時頃からの開院と電話対応となり、ご迷惑をおかけした方もいらっしゃること、お詫び申し上げます。
(受付:藤岡)
	
	2015年8月29日 |未分類	
	
	 
	
	
	
	7月、8月は夏休み期間ということで、子どもさんの来院が特に多い時期です。
学校での視力検査や眼科検診のお知らせを持参して、受診される方が多く見られます。
視力検査は、検査を行う環境や、本人の理解力や集中力に影響されやすく、眼科で検査を行ってみると、学校での結果と多少違いが出てくる場合もあります。
子どもさんが、見えづらさを訴えない場合もあり、中には視力検査の結果をお伝えすると、「そんなに見えていなかったのですか?」と、驚かれる親御さんもいらっしゃいます。
しかし、ほとんどの場合が、レンズにて屈折異常を矯正すると、良好な視力が得られる状態です。
医師から眼鏡を勧められた方の中には、特に子どもさんの年齢が低い場合には、本人あるいは親御さんが眼鏡をかけることにためらいを感じる方もいらっしゃるようです。
まずは、学校での授業で支障が出ないように、見える状態を作ってあげることが大切です。
先日、初めて眼鏡を作ることになり、検査をしていた小学校低学年の子どもさんのお話です。
眼鏡を装用する練習をすると「すごい!よく見える!」と、今までよりも遠くの物が良く見えることに感動して喜んでいました。こちらまで嬉しくなる微笑ましい出来事でした。
視能訓練士 藤井
	
	2015年8月24日 |未分類	
	
	 
	
	
	
	この時期、草が伸びるの早いですよね。
道沿いでは草刈り作業をされている方を見うけます。
その中で保護メガネをせず作業されている方がいらっしゃいます。
その方を見るたび、「目をゲガしないといいけど・・・」と思いながら通り過ぎます。
なぜそう思うかというと、草刈り機による事故があるからです。
先日も、草刈り機使用中、何か目に当たった。痛くて目が開けられない。と患者さんが来院されました。結膜(白目の部分)が裂けていたので縫合しました。
運よく、眼球の奥まで達していなかったので大事には至りませんでした。
保護メガネを使用していれば、ケガは防げたと思います。
高速回転している草刈り機の刃に石や金属などの硬い物が当たると、刈刃の破片や石・金属片などの飛散物が目に飛び込んで失明に至る重傷事故もあります。
この暑い最中、保護メガネをすると汗でメガネが曇って見えにくい等あると思いますが、安全に作業して頂くためには保護メガネは必要ですよ。
髙濱紀代

	
	2015年8月18日 |未分類	
	
	 
	
	
	
	7月25日(土)、ホテル日航で行われた「熊本県眼科医会研修会従業員教育講座」に中村、高濱、髙木、西田、山口、柴田の6名が出席しました。講演は、
①「先天色覚異常-そのしくみから検査、診断、対応まで」
②「カラーコンタクトレンズ」
講演①について、内容をまとめました。
色覚異常とは、主に染色体の劣性遺伝により、男性で20人に1人、女性で500人に1人の割合で現われます。平成16年から学校での色覚検査が廃止されていますが、平成28年度から学校で保護者の同意を得て検査ができるそうです。
〈検査法〉      色覚異常の検出率 型判定の一致率
① 石原式         99.0%     85.2%    型判定には不向き
② 東京医大式       99.1%     89.4%    型分類には不向き
③標準色覚検査表第1部  98.9%     95.7%    色覚異常の検出や型判定に優れている。
④ パネルD15
中等度異常から正常の結果がでる。※パスしても正常とは限らない。
程度分けの検査で、異常の検出ではない。
⑤ ランタンテスト
鉄道従事者の適性検査
パネルD15をパスするものをさらに中等度と軽度に2分する。
しかし、日常生活ではこの区別は必要ない。
※ ①②④は、当院でも検査を行っています。
〈対応〉
1) 色だけで判断しなければならない時は、他人の力をかりる。
2) 小児の場合は、親は色について厳しく問い詰めない。さりげなく教える。色の情報をいっぱい知識として蓄える。
3) 劣等感を抱かせない
色を取り扱う仕事でなければ、全くできないことはない、工夫する。
今年、色覚検査を実施している学校があり、当院でも検査を行っていますので、私たちスタッフも、今回のような研修会に積極的に参加して色覚異常について正しい知識を得るようにし、また検査環境を整えて、患者様に適切な対応や情報を提供できるように心がけたいと思いました。
(看護師:柴田 美保子)
	
	2015年8月11日 |未分類